死んでから

立川談志が死んだ。

生前の彼についてほとんど知らず、死んだ今でも知らないのだが、ただ変わり者というイメージだけあった。
テレビで生前の彼の言動や行動をちらちらと流しているのを見て、そんなに嫌いではないと思った。

ほんの一瞬政治家になったみたいだが、あれは彼の適所ではなかろう。奇抜さだけでなく最低限の常識も持ち合わす必要もあるところで彼の力は発揮できない。
好き嫌いのはっきり分かれる人であるが、わたしは割に好きかもしれないと思った。
あまのじゃくの目線から物事を見ることで核心が見えることもある。
非常に哲学的思考をするひとだと思った。

ただ興味は持ったが、遡って彼を知ろうとまでには至らず。
落語も聞けばおもしろいが、ただそれだけ。すぐに飽きてしまうにちがいない。